スピーカーのウレタンエッジ代替え品製作
2014年 05月 18日
また2、3年前に突発性難聴(特に重低音)になり
もう音楽を楽しめなくなったのかと思いましたが
ここ1年は再発することなく(といっても左耳は120Hz以下は聞こえてない様です)右耳だけでも重低音は充分聞こえてると思う(ご承知のように重低音には指向性を感じられないので)昨今、ちょこっとスピーカーを触ったりしたのです
いつかはこのウーハーのエッジを何とかしたいと思ってました。
ネット検索するとアメリカにいろいろなエッジを扱ってるサイトを発見したのですがそこそこのお値段だし(国内よりは凄く安いんですが)二の足を踏んでいました
また209-8Aを使ったシステムでは全く低音が出ず、しばらくイコライザーで持ち上げてお茶を濁していたんですけどある時サブウーハーという手段が閃いたんです。
ヤフオクなどでチャンネルデバイダーなどを物色してるところに卸問屋の特価情報に生産打ち切りの音響機材特価の中にチャンネルデバイダーがあり飛びついてしまいました。
しばらく店のBGM(SPはBOSEの101)に噛ましてベースアンプで低音部をテストに鳴らしていました。なかなかエエ感じですやん。
サブウーハーというと10年以上前に友人に貰ったCDコンポのスーパーウーハーシステム(60wのパワーアンプ内臓)ってのが処分しきれずに倉庫にありました。電源を繋いで入力に信号を入れても音が鳴らず修理もせず半分バラした状態で放置してたんです。これがあったことを思い出し、再度いじくってみることに。
アンプ部はには入力端子に電源、コントロールというRCAピンジャックの端子だけがあります。コンポの一部ですのでローパスフィルターは本体にあってこのアンプ部は単純にパワーアンプなんだろうと想像はつきますがコントロールと言う端子はなんなんだろう?コンポ本体で電源を入れたらこのサブシステムの電源も入る?とか考えてショートさせてみたり、アンプの基盤上にプロテクトリレーがあるのでそのリレーONの電源かと思って5Vや12Vを流してみたり(電気、電子的な頭は持ってません)でもパワーICの放熱板は温くなってるのでアンプに電源は入ってるようです。どうしてもそのリレーがONになる気配がないので、ここは思い切ってムリヤリ強制結線してやると音が出ました。
前置きが長くなりましたがアンプは音が出ましたが出る音は小さな音でノイズっぽい感じです。
そこでエンクロージャーを開けてみると内臓の16cmウーハーのウレタンエッヂが劣化崩壊し無くなっていた訳です
色々なスピーカーのエッヂが欲しいため例のアメリカの販売サイトを検索すべく見ているとたどり着いたのが「スピーカー修理ライフ」そして「楽しいB級趣味」というHPでした
僕も今までエッジを自作する方法はないかと考えたこともありましたセーム革を使うというのは昔からある王道なんですが半丸にするのはどうするの?とか薄手のゴムチューブを半分に切ってとかとか考えましたがこのHPにあった方法はホント「目からウロコが落ちました」
まず、エッジの形成のために家屋の目地の充填などに用いる「バックアップ材」を使うということです。バックアップ材というのは発泡スチロールのムク棒みたいなもので我が家にも屋根の雨漏り修理に使った買い置きがありました
直径10φのもので今回の16cmウーハーにぴったり。まずこれを半分に切ります
まっ今回はステレオではなくウーハー1個分ですので出来が良さそうな方ひとつを採用しました
(本来なら2等分されたのを一つづつステレオで同時製作するようです)
適当な板がなかったのでお菓子のブリキ箱の蓋の内側に貼ります
アッチャー!余裕を持って長さを決めて切ったんですが6mm程足りません。作り替えすることなく廃棄分の方から少しとって間に入れました
エッジの基材は前出のHPでは伸縮性のある綿生地ということだったんですが生地を買うのもアレだったんで着つぶしの黒っぽいTシャツを使いました
板に「はがせるスティック糊」を塗って生地をアテガって行きます
伸びる生地のおかげで無理なくエッジの形が形成されてます(改めてスゴイ!)
前出のHPの方は最初はここにシリコンシーラントを薄めて塗布したそうですが接着材を選ぶため、その後の改良型の「水性液体ゴム」を塗ります(先駆者のカット&トライに敬服します)
水性だけあって水で薄めて調節できます
エッジをはっきりさせるために再度CDをはめて乾燥させました
液体ゴムの塗る量によってエッジの硬さを調整できるように思います
翌日CDを抜いて
内側(コーン紙側)を先に接着するのですが小さい径のスピーカーは難しいようです。裏側はフレームが邪魔するしなかなか均一にボンド(ゴム系)を塗るの難しいので多めに塗ったら裏側で押さえる時に手にベタベタひっつくしで何とか貼り終えましたがすき間があって雑音がでるといけないので表側のコーン紙とエッジの間に再度液体ゴムを塗布しておきました
で、完成です
チャンネルデバイダーを通して信号を入れてみます
多分振動系の質量が増えて能率は下がってると推察されますが、その分低音の再生能力は多少上がってるんでしょう
これでひと先ず、安心
ALTEC MIniMonitorが復活するのはいつかなあ?
それまでこのモチベーション、持つかなあ?
by masagoon | 2014-05-18 22:43 | オーディオ | Comments(14)
創意と工夫でなんでもできるもんですね。
うちのパソコンにつないでるスピーカーは25年超ですが、まだ風化や崩壊の気配はないです。
エッジでメーカーによって材質が違うのかな?
ま、webで紹介されてたのをやってみただけですからね
先人の創意と工夫には感服いたす次第です
スピーカーエッジにはウレタン、布、コルゲーション(コーン紙の端をヒダヒダ状にプレスしたのにダンプ材を塗布)などがありますウレタン以外はそれなりに長持ちすると思いますよ
その昔シリコンシーラントをトレッド面に塗ったらエライ目に遭いましたからなあ・・・それに比べりゃ相当マシやと思いますけど水に濡れたら完全には溶けないけど色は変わるよ
アメ色はなかったと思うよ、赤サイドにしたら
去年の末からステレオに再び(高校以来)凝りはじめましてね、先週はシュアーのV15-typeⅢ2個買ってしまいました。
でね、古いフォスターの16センチフルレンジスピーカー持ってるんですがユニットのエッジが硬化して、デンデン低音が出ません・・・
エッジ交換したら低音出るようになるやろか?
こんにちは
京都での新年会の折りにチラっとお聞きしましたが
球のアンプに4311でしたっけ?
あんまり突っ込みすぎるとお金つかいまっせェ〜
まあ昔、よ〜買わんかったのを中古とかヤフオクで安く買えたりもしますからね
ぼくもボチボチお金使わんよーにしてやっていきますわ
フォスターの16cmってFE163と同じでしょうか?
あれって薄い布のエッジちゃいました?あれはそんなに固くならないと思いますがね、ダンパーが固くなってるんかもですね
oosawaさんにも運がつきましたか
これでマグロHit間違いなしですね!
赤身(トロでもいいよ)の短冊、首を長くしてお待ちしております
タコねえ、何度かトライしてるのですがアキマせんわ〜
巷の情報では釣れてるらしいですがネ
たぶん急性低音障害型感音難聴だと思います。
そしてピーカーのエッジ補修
さらに鈴鹿御池岳
ここまで私とキーワードが合うとは驚きです。
今、ダイヤトーンのスピーカー手入れしてます
はじめまして
左耳は未だ120Hz以下は聞こえませんね
まあ低音なので右が聞こえれりゃなんとかなりますけど
音楽など聴いてて「今聞こえてる音は、本当の音?」って
疑問を感じることがあります
御池岳、雪のあるときにもう一度行きたいですが
福寿草が咲いてる時はMTBでは入らない方が良いやろうし
悩ましいです
今後ともよろしくお願い申し上げます
ユタカメイクのゴムは、ブレーキのレバーパットの補修に使えますでしょうか。
ありがとうございます
液体ゴムは水性だし、強度はないと思います
パットの補修ならシリコンの充填材はどうでしょうか?
色もいろいろあるし、破れた部分に塗って、上からガムテープなどで押さえて整形し、硬化してから剥がすと艶も出て綺麗になりますよ
間違ってもタイヤには使わないで下さい。わたしは乾いた舗装路で見事にタイヤが滑って転倒してしまいました